読み方
『現実の経済と経済学の現実:社会科学のコペルニクス革命』
この本はいわゆる小説などのように一気通貫に読んでもらう読み物として書かれたというより、どちらかと言えば、学術論文を意識して書かれたものになります。
そのため、通常の読み物のように読んでいただくと読みづらく眠くなるかもしれません。もちろん、私の文章力の無さが一番の問題でしょうが(笑)
そこで今回は私のおすすめの読み方を書いてみたいと思います。
この本で書いていることは言わば、「象を見たことがない人に、言葉で象を説明している」様な物です。
なので、大きく言えば全体像を把握して、そこから興味のある細部をその関係性を意識しながら読み進めていただくのが良いかと思います。
具体的には(象に例えて言えば)
ステップ1:この本が「経済は助け合い」である事を全体を通して説明している本だという意識を持っていただく。(象のことを話していると意識してもらう)
ステップ2:序章とまとめを読んで全体がどのような構成になっているかを外枠として立体的に意識してもらう。(象が大きくて灰色な動物であるという様な大枠のイメージやこの本で象のどういった面をどのように説明しているかといった事を把握してもらう)
ステップ3:第一部を読んで「経済は助け合い」であると言う意味をご自分の経験と照らし合わせて理解してもらう。(身近な動物との対比?)
ステップ4:目次や第二部、第三部のあらましをもとに興味のある箇所から読んでもらう。その際、随時各章のまとめや結論などを活用して、全体の中でどのような関係性になっているかを把握しながら読んでもらうと良いかと思います。(鼻がどうなっているかとか、力がどのくらいある。あるいは象が自然に与える影響といった各論を興味に応じて読んでもらう)
*ステップ2と3を入れ替えてみても良いかもしれません。
『現実の経済と経済学の現実:社会科学のコペルニクス革命』
多くの人に拡散していただいて、様々な意見を頂けたらありがたく思っています。